こんにちは。起業家志望うえはらです。
1週間以上放置してたのですが、3/9(土)に参加したセミナーの話です。
沖縄県産業支援センターで琉球大学産学官連携推進機構と沖縄県主催による「起業家人材育成に関するシンポジウム」に参加しました。
レジュメは
第1部 県内の起業家人材育成の取り組み
第2部 Samurai Venture Summit In Okinawa
という内容です。
第1部は基調講演ということで九州大学のロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センターの五十嵐伸吾 准教授を迎えての基調講演と起業家人材育成関連プログラム合同成果発表会でした。
基調講演ではスウェーデンでのアントレプレナーシップ教育と九州大学のアントレプレナーシップ教育についての講演でした。
日本では企業と大学が連携して「起業家」を創出するのは進んでいないのですが、スウェーデンでは大学と連携している近隣の企業がメンター役となって、アントレプレナーシップ教育に協力しているようです。
九州大学でも2011年より講義にアントレプレナーシップ教育を取り入れ、大学~大学院に至る過程で体系的にアントレプレナーシップ教育を受講できる体制を構築しているようです。
講義の中で印象に残っているが、
・起業家とは社会の問題を解決すること
・起業のリスク ≠ 個人のリスク
という内容でした。
会社を作って問題を解決するだけではなく、狭義では会社の中でも「起業」ということができるということです。
一人一人が問題意識をもって社会に貢献することが大事だということを学びました。
合同成果発表会では、琉大生が沖縄県内で行われている起業家人材育成に関する内容について発表がありました。
一番の驚きが現在沖縄県では「東京派遣プログラム」「ビジネストライアルコンテスト」「ビジネスアイディアコンテスト」「レキサスアカデミー」「IT-Frogs」という、起業家を育てようという取り組みが行われているということです。
私が学生の頃はこのようなことがなく、また、自分でかをしようという考えがありませんでした。
今の時代はこのような素晴らしい環境がそろっているので、卒業してすぐに「起業」でなくても、このプログラムに参加して社会に貢献するということを学んでほしいと感じました。
第2部ではSamuri Incubate 代表の榊原健太郎さんの基調講演とピッチコンテストでした。
Samurai Incubateは良いビジネスアイディアを持ったIT会社にのスタートアップの経営支援を行っています。現在、60社程度に投資し、代表の榊原さんは社外取締役を兼務しています。今後は、1年以内に300社(だったかな?)に投資し、起業支援を行うそうです。
ビジネスアイディアを見つけ出し、投資し、経営支援する。会社の経営体力もそうですが、榊原さん本人の行動力がスゴイと感じました。
最後にピッチコンテストですが、「ピッチコンテスト」とはビジネスアイディアを一定時間で投資家にアピールするコンテストという感じです。
20代前半の方5名が出場し、私では想像もつかないビジネスアイディアをプレゼンしていました。
ほぼITのアイディアが中心だったのですが、何十名といる人前で自分のアイディアを説明できるということが素晴らしいと感じました。
私なら緊張でしゃべれるかなど冷や汗かいてしまうところですが・・・。
審査員の方からは「ビジネスとしてどう成立するか?」「今後の展望は?」「お客様はどう集めるか?」など厳しい質問もありましたが、粗削りという部分も多々ありましたが、こういう方々が増えていくことを期待したいなと感じました。
全体的にIT色が強いセミナーだったのですが、ITも経営のツールとして考え、経営やマーケティング、財務など多角的に起業ということを考える人材が育ってほしいと感じました。
以上、起業家志望うえはらでした。